マグネシウムは、実用金属中で最も軽量で、金属としての強さも兼ね備えた素材です。
マグネシウム合金の特性を生かして、パソコンやスマートフォン、医療機器など様々な製品の軽量化を実現しています。
マグネシウムの比重は、実用金属中最も軽く、構造材料のAZ31が1.78、AZ91が1.82で、アルミニウムの2/3、チタンの1/3、鉄の1/4と実用金属のうち最も軽量です。
運搬や取り扱いが容易であるのはもちろん、携帯電子機器をはじめさまざまな製品の軽量化ニーズに応えています。
なかでも、自動車など輸送機器の軽量化は省エネルギーやCO2排出の軽減に寄与します。
マグネシウムの強度/比重で示される比強度は最大の金属です。 プラスチック材料と比較して比重が大きいものの、それを上回る弾性率・引張強さが得られることから、成形肉厚を下げることが可能になり、同じ要求強度に対して軽量な部品をつくることができます。
マグネシウム合金の切削抵抗を比較すると、アルミニウムは1.8倍、鋼は6.3倍となり、マグネシウム合金は切削性に優れています。
これにより、切削加工時の動力、工具の節約になります。
マグネシウム合金は、加工硬化率が高く、物体が衝突した時に生じるくぼみは、アルミニウム合金や軟鋼に比べて小さい材料です。
携帯電話やデジタルカメラなど携帯する小型家電には、最適な材料です。
材料が、耐久限度以下の応力サイクル(振動)を受けたときに、そのエネルギーを熱として吸収または消散させる能力を減衰能と言い、マグネシウムは、特にその能力に優れています。
振動を嫌うハードディスク、MD、CD等に最適な材料です。
振動吸収性が良いので、自動車のホイールやステアリング等にも使用されています。
マグネシウムは再生が簡単で、再生に必要なエネルギーも、約4%と非常に小さいのが特長です。
30〜200MHzの帯域で90〜100dBの安定したシールド効果を発揮します。
厳しくなる携帯電話などの限界値の帯域のカバーが可能です。
パソコンやPDPからの電磁波遮断などに最適です。
数多くのデジタル電子機器は電磁ノイズをだしやすく、内外の販売市場における規制をクリアした製品を作る必要があります。
マグネシウムは、プラスチックにシールドメッキしたものより高いシールド性を示し、アルミニウムとほぼ同等の特性を示します。